
全ての人たちが幸せになってほしいと願う二人の著者が、「差別」という、人類が数千年の歴史を通して未だに解決できていない大きな問題を、より希望に満ちた新しい社会づくりの担い手である高校生と一緒に真剣に考え、差別をなくすための具体的な行動へと結びつけたいという思いで書いた本です。なぜなら差別は、決して個人の問題ではなく、社会を形成する私たち全員の問題だからです。 大切なのは、一人ひとりの違いを認め合い、その人が自分以外の人のために何かしようという意志やその人ができることを尊重・尊敬し合い、協力を通して一緒に問題を解決したり、何か新しい成果を出したりすることではないでしょうか。そのために、私たち一人ひとりがどのように自分を変え、何をしていけばいいのかについて一緒に考えられるような構成になっています。 第1章 より良い社会を創るためのものの見方・考え方 第2章 「幸せ」とはなんだろう 第3章 どんな世界に住んでいるのだろう 第4章 問題の解決に向けて:個の重要性 第5章 よりよい社会づくりに向けて:「多様性」をどう捉えるべきか 第6章 多様な人々と生きていくために 守るべき基本的な倫理の理解と実践 第7章 教育はなぜ必要か 第8章 自分を変えると世界が変わる
- ISBN:
- 9784907717131