諸史料を渉猟して近代日本における主婦像の変容を明らかにし、その像の見え方を解析することで日本の近代を捉えようとした画期的試み。 序 章 本書のめざすところ   第一節 「主婦」という概念   第二節 「主婦」をめぐる研究史   第三節 「重宝記」が語る世界  第一章 「主婦」という言葉  第一節 翻訳語「主婦」の登場    第二節 ‘housewife’の務め    第三節 用例の広がり  第二章 「家庭」の登場  第一節 世紀末の家族像   第二節 「ホーム」へのあこがれ    第三節 語られる「家庭」    第四節 文明の器として  第三章 「主婦」像の成立   第一節 「重宝記」という世界   第二節 「重宝記」にみる「国民」像  第三節 「主婦」としてのたしなみ   第四節 女性に説かれる「国民」の責務 第四章 「主婦」像の展開   第一節 『主婦之友』という世界   第二節 日常生活との乖離  第三節 「結婚生活」という落差   第四節 「主婦」たる相剋

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