
明治から昭和にかけて活躍した希代の責め絵師・伊藤晴雨が探求した美学を垣間見るーー 晴雨がかかわったとおぼしき、生々しくも美しい責め写真の数々を収録した、ファン垂涎の写真集! =風俗資料館が所蔵する、貴重な資料!= ***** 晴雨は写真家に撮影を依頼し、自らの絵の世界に通ずるような責め写真を発表した。 そこにはたしかに、晴雨の美学を垣間見ることができる。 晴雨は、写真撮影の目的を「研究」という言葉で説くことがあった。 責め苦により、肢体はいかなる蠢きを繰り広げるのか、表情の豹変ぶりはどうなのか、飽かず求め続けたのだろう。 ときに黒髪に妖気をこめて、恐るべき形相を投げ返してくるその姿には、 晴雨の得意とした幽霊画の、身も凍るような霊界の女のイメージも重なってこよう。 ***** ●目次 はじめにーー伊藤晴雨と、責めの美学の研究のための写真 【写真】 陰翳に浮かぶ裸体 土と草にまみれて 天日にさらす 雪責め もてあそぶ 道具を用いて 吊るす うねる身体 女と女 なぶる 水責め ふたり縛り 芝居仕立て 乱れ髪 ●目次 はじめにーー伊藤晴雨と、責めの美学の研究のための写真 【写真】 陰翳に浮かぶ裸体 土と草にまみれて 天日にさらす 雪責め もてあそぶ 道具を用いて 吊るす うねる身体 女と女 なぶる 水責め ふたり縛り 芝居仕立て 乱れ髪
- ISBN:
- 9784883755103