「女の子」(Madchen)という概念に着目しながら、第二次世界大戦前のベルリンで活躍した女性作家たちの作品を読み、マスメディアでもてはやされた「新しい女」の諸相をさぐる。 序「女の子」をめぐる冒険 1ベルリンのモダンガール 第1章ベルリンのモダンガールー女性ホワイトカラーと文学 2モダンガールとマスメディア 第2章ベストセラー作家ヴィッキィ・バウムと小説『化学専攻生ヘレーネ・ヴィルフュア』 第3章ガブリエレ・テルギットのベルリン小説『ケーゼビア、クアフュルステンダムを征服する』 3「モダンガール」と書くこと 第4章「女の子」であることの可能性ーイルムガルト・コインの『ギルギーわたしたちのひとり』 第5章モダンガールと書くことーアニタ・ルースの『紳士はブロンドがお好き』とイルムガルト・コインの『偽絹の女の子』をめぐって 第6章タイトルとジェンダーー『インゴルシュタット出身のマリールイーゼ・フライサーの物語』 第7章「女の子」というメルヘンー『インゴルシュタット出身のマリールイーゼ・フライサーの一ポンドのオレンジと九つの他の物語』と作品集『悪だくみ』について 第8章「女の子」からの脱出ーマリールイーゼ・フライサーの長編小説『小麦売りのフリーダ・ガイアー』

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