〈近代ー前近代〉〈西洋ー非西洋〉〈都市ー農村〉の二項対立にとどまりつづける都市研究。本書は,ロゴス的な都市学の限界を突破して,レンマ的な〈あいだ〉を開く新たな人間環境学の誕生を告げる。12名の論者が集い,今日の都市問題に多彩な光を投げかける。 第1部 〈あいだ〉を開くために 第1章 日本的ソーシャルワークと〈あいだ〉の論理(狭間香代子) 第2章 宗教的ケアの理念と現実​​ー「臨床宗教師」の制度化へー(宮本要太郎) 第3章 公益法人を運営するということー〈脱中心化〉と〈再中心化〉に即してー(水野友晴) 第4章 〈縁〉の倫理(木岡伸夫) 第5章 建築とまちのリノベーション(江川直樹) 第6章 持続可能な縮小都市の〈かたち〉-グローバル化時代の都市モデル模索ー(若森章孝) 第2部 〈かたち〉の論理 第7章 パリの景観保全ー「ピトレスク」をめぐってー(江口久美) 第8章 琉球の都市と村落ー集落の形成思想をめぐってー(松井幸一) 第9章 古代ギリシャの民主制と理性ー都市の思想の源流ー(中澤務) 第10章 関一と「大大阪」-田園都市思想の実践ー(河野康治) 第11章 田舎家の〈縁〉-再発見・再利用された民家ー(土屋和男) 第12章 ユネスコ学習都市構想の社会学(赤尾勝己)

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