
子どもに世界をひらくメディアである絵本。選書や読み聞かせ、読書環境の充実など、絵本にはつねに多くの関心が寄せられています。あらためて、絵本と子どもとのかかわりを考える際に大切なことは何か。さまざまな論点をたどりながら、絵本とあたらしく出会う、あるいは出会いなおすための特集です。 【特集】 保育における子どもと絵本の出会いーー出会いをつくり、発達を支える保育者の専門性(横山真貴子) 乳児期からの絵本の読みあいの発達ーー絵本を身体で探索し読みあう共同活動へ(菅井洋子 ) 人との関係をつなぐ絵本ーー乳幼児期から小学校にかけて(吉永安里) 絵本のある教室ーーその空間で起きること(八瀬宗子) 赤ちゃんと絵本ーー助産師からみる出会いの場(岡いくよ) 子どもに世界の奥行きを開く絵本体験(矢野智司) デジタル環境の変化と子どもの読書(佐藤賢輔) 絵本との出会いを支える技術ーー子どもの興味と発達にあわせて(小林哲生) 知的障害のある人たちが生涯にわたり読書を楽しむためにーー絵本からLLブックへ(藤澤和子) アフリカの絵本に描かれる子どもーー西アフリカのフランス語で書かれた絵本を読む(村田はるせ) 翻訳絵本と出会う現代の中国(劉 娟) 【連載】 子どもたちの情景ーーそばにそっといたおねえさん先生から見えたこと〈連載38〉 教室は先生と子どもの出会いの場(ひらのゆうこ・浜田寿美男) 子どもと旅するファンタジーの世界〈連載3〉 象徴としてのクリスマス、謎としてのサンタクロース(富田昌平) 人との関係に問題をもつ子どもたち〈連載119〉 障害のある人の「多様な生活の在り方」と「親亡き後」を考える(《発達臨床》研究会) 障がいのある子の保育・教育のための教養講座ーー実践障がい学試論【実践方法編】〈連載47〉 意識の諸平面(佐藤 曉) 【発達読書室】書籍紹介
- ISBN:
- 9784623097227