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今も続く部落差別の被害者救済を! 千年続いた国家による「天候支配=殺生禁断」の思想は非合理で誤りだった。 その犠牲者・直接的被害者は今も差別に苦しんでいる。 国家は直ちに誤りを正し差別の犠牲者を救済すべきである。 六世紀末に始まった「神仏習合政治」のなか、仏教の戒律が政治権力として活用され、多くの矛盾を持ち、しかもその矛盾は政治的に解決されるのではなく、さまざまな「犠牲」を強権的に残しながら進み、「神仏習合政治」が終わった後も、いわば大衆的には「意味も分からない」ままにその「犠牲」だけは残る。そうした社会構造を作ってしまった。部落差別の「不可解」さ「不明さ」「複雑さ」はそうした社会構造の中にすっぽりとはまり込んでしまっているのが大きな要因。

Price¥2,420
出版情報三一書房川元 祥一

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