
●〇●待望のシリーズ4巻!●〇● 勤め先の先輩である瑠璃子(るりこ)が出奔してしまったーー。折しも、口入れ屋・銀古(ぎんこ)の繁忙期。珠(たま)は瑠璃子の代わりに、秋桜(コスモス)の咲き乱れる洋館での勤めを任される。 珠なりに洋館の"人ならざる者"に真摯に向き合って縁が結ばれ、洋裁を習うことに。銀市(ぎんいち)のシャツを仕立てながら彼を想い、しだいに乙女らしい感情も育んでいく。 銀市も彼女の花開く姿を慈しむ一方、珠がいずれ自分の手を離れる予感と、只人として生きるには強すぎる彼女の贄の力を憂いていた。さらに、瑠璃子失踪の原因となった存在も珠にそそられ……? ●〇●道草家守の新作『青薔薇アンティークの小公女』も2022年5月、同時刊行●〇● 目次 序章 秋空乙女と退職宣言 第一章 派遣乙女と絵画の同僚 第二章 女給乙女と先輩探訪 第三章 再会乙女と運命の女 第四章 乙女の憧れと舞踏の夜 終章 色づく乙女と秋の夜長 あとがき
- ISBN:
- 9784040744179