「キャリアコンサルタントは稼げない」 そう諦める前にまずは本書を読んでください。 勤めていた会社を辞めてキャリアコンサルタントに転身し、会社員時代を上回る収入を得ている著者が、稼ぎ方の秘訣を伝授したキャリアコンサルタント必読の一冊です。 【『はじめに』より抜粋】 「3年後に会社員時代と同じ年収にするのが当面の目標です」 これは、キャリアコンサルタント(以下、キャリコン)になってすぐの頃、あるベテランのキャリコンの方と話していたときに、私が言った言葉です。 それに対してその方から帰ってきた言葉は、 「森さん、それは無理だねぇ」でした。私が、 「どうして無理なんですか!?」と聞くと、その方の回答は、 「キャリコンのギャラは安いからね。ちゃんと稼ぎたいなら仕事変えたほうがいいよ」。 また、別のキャリコンの方(女性)から聞いた言葉です。 「主婦のパート収入って、年収100万円未満の人が多いでしょ。それと比べれば、この仕事(キャリコン)はもらってるほうだと思うわ」 う〜ん、先輩方のアドバイスはありがたいけど、この方たちが言っているキャリコンと私が目指しているキャリコンはきっと違う職業だな、と、大変失礼ながらそのように感じました。 私は、キャリコンを自分の本業としたい。 この職業で、安心して生活ができるだけの収入を得たい。 十分な収入を得て、自分のスキルアップに費用をかけながら、より質の高いサービスを提供できるようになりたい。 そして、自分の職業に誇りを持って社会に貢献していきたいのです。 これは私だけでなく、多くのキャリコンが感じていることではないでしょうか。 このごく平凡な当たり前の欲求が否定されるようでは、キャリコン業界は発展していきません。 最初に書いた「3年後に会社員時代と同じ年収」は、無事に達成することができました。 同じどころか、上回る年収になっています。 そして、これからまだまだ伸ばすことができると感じています。 キャリコンの方々に、また、これからキャリコンを目指そうと考えている方々に、キャリコンは生業になりえる職業であるということを知っていただきたく、この本を書くに至りました。 できないと思ったらできません。 必ずできるのです。 ぜひ、挑戦してください! 【目次紹介】 はじめに 第一章 この本の目的  1.目的は「キャリコンを自立した職業にする」こと  2.企業経験22年、キャリコン歴たった3年、だからこそ見えること  3.キャリコン業界はブルーオーシャン 第二章 キャリコンは稼げない?  1.キャリコンの活動領域の整理   大学でのキャリア支援/公的機関でのキャリア支援/稼ぐターゲットは「企業領域」  2.行政は敵か味方か?  「個人向け」公共キャリア支援/「企業向け」公共キャリア支援   公的サービスのコンテンツを活用する  3.企業領域キャリコンの働き方、基本はフリーランス   下積みの場がない 33/認知度の低さという壁  4.結構かかる、キャリコン開業資金   最初は収入ほぼ0円、出費は多い/開業後すぐにやるべき3つのこと  5.フリーのキャリコンとして、いくら稼ぐか?   目指す年収を考える/キャリコンの年収シミュレーション   会社員と同程度の自律が目安 第三章 こんなにある!企業領域キャリコンの活躍場面  1.これからの日本の企業で欠かせない、企業領域キャリコン   キャリコンのクライアントは誰か/キャリコン10万人計画の期待/守秘義務の解釈  2.若手従業員の離職防止対策   新人の3割は3年以内に辞めている/辞めてしまう理由を理解していない   若手社員と経営者とをつなぐ架け橋になる  3.女性活躍推進   法制の整備は進んでいる/女性は察しが良い   女性は国や企業の政治的思惑では動かない/女性従業員のモチベーションを引き上げる  4.シニアの活躍支援   長く貢献し続ける人材に/かつては辞めていた人材/定年選択制も始まっている  5.メンタルヘルス不調者の予防・復帰支援   職場復帰の困難さ/予防と復帰後対応がカギ   メンタル課題に詳しい専門家の必要性  6.リストラ時の前向きなキャリア支援   リストラが頻発している/リストラの実態/気持ちの切り替えと、前を向く支援  7.まだまだある!企業領域キャリコンの活躍場面   自動化が進む金融業界/障がい者、外国人など 第四章 企業領域キャリコンへの道〜段取りと心構え〜  1.企業領域キャリコンとして、稼ぐために必要なこと   プランド・ハップンスタンスの心構え/チャンスを確実に自分のものにする  2.フリーランスはホップ・ステップ・ジャンプ!   基本は、信頼と実績の積み上げ/「稼げるキャリコン」への3ステップ  3.ホップ期(準備期間)   キャリコン資格を取る/キャリコン以外の資格を取る/強みとなる分野を考える   支援スタイルを考える/自分のなりたい姿を考える  4.ステップ期(下積み期間)   目指す姿への入り口を探す/恩師との出会い/専門にこだわらず経験を積む   研修エージェントに登録する  5.ジャンプ!期(いよいよ稼ぐとき)   生業としてのキャリコン/稼ぎ方の3つの型  6.ワンオペ型で稼ぐ   フリーを謳歌するワンオペ/「商品は自分」の難しさ/一人二役は大変  7.プロモーション型で稼ぐ   広告宣伝とブランディング/価値を感じさせる  8.役割分担型で稼ぐ   自分の得意業務に集中する/営業担当者との役割分担   営業活動の稼働時間を考える/社労士との役割分担/お金(利益分配)の話は大切  ◆コラム◆ 田邊雅子社労士&プロキャリ塾との出会い  9.研修もできるキャリコンになる  10.自分のこだわりは捨てない、稼げなくても強みは大切にする 第五章 営業活動、広報活動をするには  1.まず必要な、わかりやすい実績  2.自治体の仕事は好実績となる  3.自分を売り込んでくれるものを手に入れる  4.インターネットを使いこなす  5.ホームページで必要なこと  6.その他広告媒体の活用(雑誌の取材記事、コラム、書籍の出版) 第六章 私が皆さんと目指したいこと  1.キャリコンになったきっかけ  2.キャリコンの素晴らしさに気づく  3.第三の領域、ビジネスとしてのキャリコン業 おわりに 著者プロフィール

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