『邦楽ジャーナル』誌にかつて連載された地球音楽随想のうち未書籍化のエッセーを中心に、山陰中央新報、神戸新聞、讀賣新聞の文化欄や雑誌『本のひろば』などへの寄稿文を収載。さらには最近の書き下ろし原稿もくわえた。 文化関連人物論、音楽教育論のほか、音の風物詩ないしは音楽に関わる身辺雑記等、一音楽学者の体験した音と音楽への直観的世界が広がっている。 文体は読みやすく、音楽や文化について幅広い視点から考察を展開している。 第1章 〜 四季のかなでる音 花にうかれて 〈おぼろ月夜〉の拍子について 季節をあじわう 雨音にひたりながら プロヴァンスのセミ 秋の大和路へ 晩秋、音の歳時記 第2章 〜 民俗芸能探訪 隠岐国分寺の蓮華会舞 百番の舞と神楽歌 久見神楽 みちのく躍動 上鴨川住吉神社神事舞と備中神楽 第3章 〜 海外の音楽 カッワーリー パレスチナの歌 カクラバ・ロビとホセ・マセダ エジプト音楽団の来日 シルクロード音楽の旅 聖地エルサレムのミレニアム グラナダ残照 シュトックハウゼン ホーメイ グリオとコラ シチリア島のマリオネット モロッコ、南部へ 第4章 〜 音楽人 土の響き 考古学者の音楽研究 平井澄子さん 和太鼓とともに 三橋貴風さん 現代音楽と邦楽器 出雲の笛師 第5章 〜 声と楽器 八雲琴 太鼓の魅力 浪曲十八番 地歌箏曲の演奏会 テルミン ウル出土のリラ再考 ラナート・エーク 第6章 〜 音楽教育を考える 新・音楽教育事始め やさしいガムラン教室 幼児に邦楽を与える 子どもたちの邦楽体験 カッワーリーを演ずる子どもたち 邦楽教官の着任 学校音楽が変わる! 邦楽は消滅した? 学校音楽が変わる!後日譚 第7章 〜 音楽悠々 即興演奏・賛 現代人の音楽嗜好 アマチュア時代の国際交流 フォーラム「アジア音楽の旅」 〈四分三十三秒〉 カラオケ談義 ソナタ形式と邦楽 能楽《蓮如》 音楽に国境はあるか?再々考 ブリコラージュ あとがき

Price¥2,200

Related products

See all products