
人生には振り返るといくつかの大切な出会いがある.。絶望の一本道で立ちすくんでいた著者に希望を見出させた12の出会いを赤裸々に綴った感動のエッセイ。 統合失調症の母を持ち、辛く孤独な幼少時代を過ごした著者。世間への恨みをバネに医者を目指すが、先の見えない絶望感から摂食障害、依存症、リストカットなど心の病にかかり、研修医時代に2度の自殺未遂を起こす。 その後、いくつかの「出会い」に遭遇することで、少しずつ人生を肯定して生きられるようになる。自身の生い立ちと共に見つめ直す自伝的エッセイ。 序章:患者の家族として、患者として、そして医師として 第1章:患者の家族としての子供時代 ・人生の最初に助けてくれた人 ・私の話を、最初に聞いてくれた人 ・私の最初の友達 ・医師を目指すきっかけとなった、中学時代のいじめっ子たち 第2章:自分が患者になったとき ・「生きること」を気づかせてくれた ・「人生を楽しむこと」を教えてくれた ・「毅然として生きること」を教えてくれた 第3章:医師として生きると決めたとき ・「おもてなしの心」を教えてくれた人 ・私の人生の扉を開けてくれた人 ・「自身を持つこと」を教えてくれた人 ・同じ価値観を持っている人 終章:母と父へ宛てた手紙
- ISBN:
- 9784897753621