人はこの世に生を受けてから、ある一定の環境のなかで生き、そして死を迎える。この環境には家族、学校、地域社会、企業、国家、国際社会そして人間関係、民族、文化などがある。人類にはこれまで悠久の歴史があるが、いまわたしたちが生きている時代は、過去の歴史のうえに成りたち未来につながる。今を知ることは過去を知り、未来を知ることでもある。激動する現代とよくいわれるが、世界的規模でみれば、東西対立の消滅、地球規模での環境問題の発生、民族紛争の激化と平和の問題、国内では、自民党単独政権の終焉と連立問題、企業社会論、バブル経済の崩壊と不況、個人の生活面では、住宅、福祉、教育、家族などさまざまな影響下で生きている。本書は、このような激動する社会に生きる私たちが直面している重要なテーマを通じて、社会と法の在り方や人間との関係について考えるものである。

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