
■巻頭論文 自前の概念装置を組み立て社会を捉える 吉田俊弘 ■全民研記念講演 スウェーデンの民主主義教育から考える ーー日本の若者をエンパワーメントする主権者教育のヒント 両角達平 ■全民研特別報告 「学校内民主主義」の実現で主権者の育成を ーー校則改革を事例に 室橋祐貴 ■中間研究集会講演 ウクライナ戦争 そのいくつかの背景 塩川伸明 主権者教育は成功しているか 菅澤康雄 校則と主権者教育 歴史的考察を中心に 大津尚志 室橋講演を学校に活かすーー生徒会の権威と機能を高める 杉浦 正和 ■特集1 ウクライナ侵攻を授業で問い/考える 平和のために何をすれば良いか --ウクライナへのロシア軍事侵攻から 日達 綾 今求められる平和への学び ーーロシアのウクライナ侵略戦争を通して 山本政俊 ウクライナ侵攻ーー国際政治を「自分事」にするために 井田 佐恵子 ウクライナ侵攻と「表現の自由」 羽田 真 Zoom学習交流会で、ウクライナ戦争、難民について考える 室田 悠子 日本政府は核兵器禁止条約に署名・批准を! 学び、交流し、声をあげる高校生たち 沖村民雄 ■特集2 「公共」で民主主義思想ーー哲学対話、ルール(校則)とは何か 「みんなのルールメイキング」の実践にみる校則見直しの教育的効果 古野香織 校則・ルールメイキング・哲学対話を考える ーー『ジョン・ロールズ』(中公新書)を手掛かりに 今 陽童 公衆衛生のためにマスク着用を義務づけられるか 飯島裕希 民主的な市民を育成する法教育から見たルール(校則)の授業とは 中平一義 「活動」ベースの「公共」の授業を目指して 八島朔彦 ■全国民主主義教育研究会 第五二回大会 基調報告 「当たり前」な社会の維持・実現・発展を目指す教育 前田 輪音 ■公民科(社会科)教育の最新授業の動向 平和学、憲法学の分野から ー社会の劇的変化を反映して 前田輪音 社会科公民科教育の授業動向実践分野から 植田啓生 授業のための一八歳成年の参考文献 佐々木 崇 ■主権者教育のひろば 大学入試とアファーマティブ・ アクション SDGs5 ジェンダー平等を実現しよう 植田啓生 同性婚がひらく家族の未来 江連恭弘 「二酔人教育問答」紙上再現 武藤章さん(元中学校教員)と森田敏彦さん(元高校教員) 採録 菅 晴子 三観点評価をやってみて考えたこと 福田秀志 高校生が市議会へ請願採択! 杉浦真理 「生理の貧困」をどう教えるか 別木萌果 公民・家庭科の教科連携 一八歳成年と消費者問題へのアプローチ 豊岡寛行 新科目「公共」とシティズンシップ教育論の現在 大内俊介 制限の中での主権者教育ー解毒と交通整理 寺尾昂浩 ■若手教員のための授業入門編 初めての公共授業 若菜俊文 「一人ひとりの心がけ」に囚われない気候変動学習の試み 武田真人 新科目「公共」における主権者教育に向けて 井出教子
- ISBN:
- 9784886839404