「東西両洋」に象徴される世界の諸文化交流の道筋として、陸の回廊に対して「海の回廊」が浮かび上がる。古くから東アジアから東南アジア世界、インドからアフリカ東部、大航海時代には西洋とアフリカ・アジア・太平洋を結ぶ太い「海の回廊」を通した様々な文化の出会いがあった。その諸相に文化・歴史・地理・経済の視点から迫る。 はしがき 第1部 序 説  1 「大西洋貿易圏」の成立とアジアの三大帝国  2 文化人類学から見る香港地元/郷土料理の味 第2部 アジアと世界の出会い -大航海時代を中心として -  3 アジア海域ネットワークと港市  4  リターン号事件(1673年)と英・蘭東インド会社による対日交渉  5 移行期のインド洋経済圏におけるアフリカ人の移動  6 オランダ製壁掛け世界地図と地図屏風  7 イギリス東インド会社とヨーロッパ諸勢力との邂逅 第3部 島社会と外界との文化邂逅 -日本・台湾・フィリピンー  8 黒潮ルートの根栽農耕文化  9 外界からの視点  10 海の畑  11 シイラ漁 第4部 食文化を通してみたアジア・世界の出会い  12 マイセン磁器と食文化  13 北部ルソン島の事例研究から見たハイ・キュイジーヌとロウ・キュイジーヌ  14 宗教が運んだ「食文化」     15 世界航海の船室と無人島の陳列室

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