
2016〜17年に人口の3分の1にあたる約1700万人が参加して韓国全土で行われたキャンドル市民革命は、朴槿恵大統領を退陣に追い込み、新たな政権を実現。各国に大きな感動を与えた。その軌跡を写真と文章で丹念にたどり、日本の政治を変えるために何が学べるかを考える。日韓関係が史上最悪と言われる今こそ、隣国で何が起きていたのかを知り、理解を深めたい。韓国が好きの読者にも民主主義に関心がある読者にも最適の書 目次(抜粋) 序 われらが手にしたものはキャンドルだったが、胸に抱いたのは革命だった 数字で見るキャンドル革命 キャンドル革命主要日誌 1 これが国なのか 国政介入は「秘密政府の国家内乱 軽快に反抗する若者世代がやってきた 朴正熙・朴槿恵時代の最大の犠牲者=農民 キャンドル市民の発言 2 100万本のキャンドル 怒りの根源、不平等の二極化 国勢調査聴聞会7つの決定的シーン 100万人の歓声の戦慄、感動、恐怖 世界が驚いた100万本のキャンドル 3 国会は大統領を弾劾した 朴槿恵の妄言 ストリートや広場での名スピーチ 親朴集会、太極旗がひどい目に 国民がリードし、政治が従った 4 解放広場 歴史の広場、分かち合いの広場、世界の広場 キャンドル集会の現場、運動の声 新しい人、新しい集会 巨大メディアの世論独占が砕かれる 広場を守った朴元淳ソウル市長 5 降りしきる雪のなかで闘ってきた 特別検事、決定的な7つの場面 経済より正義という歴史的宣言 熱かったあの冬、われわれは分かち合うことで一つになった 清算なくして未来はない 6 ついに勝利、革命の始まり 憲法裁判所が弾劾を認める 「驚きだた、うらやましい、倣おう」世界中が韓国の民主主義を報道 弾劾勝利、市民の言葉 「これが国だ、これが正義だ」 キャンドル革命が成し遂げたこと
- ISBN:
- 9784861871634