あの日我が家は壊れた、あいつは絶対に出会ってはいけない女だったーー。 1人の魔性の女により壊れた幸せだった家族。普通の主婦を襲った壮絶な体験を描く。 【内容】 地域の人に愛されるお店を目指し、夫のやぐると一緒にコーヒー屋を営み、二人の子供に恵まれ夫婦円満に過ごしていたむーみー。 そんなある日のこと、二人が営む店に容姿端麗な女性・マコが勤務志望でやってきたーー。決して良いとは言えない経営状況であったため、当初は断るつもりであったが、マコの熱意と押しに負け、採用することにーー。 働きはじめたマコは業務をそつなくこなし、人当たりもよく、むーみーは、まるで昔からの友人のようにすぐに打ち解けていった。 しかし、むーみーがマコと仲良くなるにつれ、夫のやぐるの自分に対する態度は冷たくなっていったーー。 そしてあの日、事件は起きた。それは遠方で行われた友人の結婚式に参加するため数日間家を空け帰宅した時のこと、自分と夫の寝室のベッドにマコのタオルが置かれていることを発見してしまう。それはマコがやぐるに会いに自分がいない間に泊まりにきた時に忘れていったものであることを知る。 信じていたマコと夫から同時に裏切られ、心が殺されそうになるむーみーは更にマコの信じ難い過去の話を耳にするーー。もう何を信じてよいかわからなくなる中、マコと決着をつけることを決意するむーみー、そしてマコとは一体何者なのか？これは一人の魔性の女との出会いにより、幸せな家族を壊された平凡な主婦の恐ろしすぎる体験を描いた物語であるーー。