第一次世界大戦において電話交換手として同盟国との連絡を仲介した、アメリカ陸軍通信隊の女性たち。軍人としてのアイデンティティを抱き、命懸けで任務にあたったにもかかわらず、その存在は忘却されてきた。電話を武器にたたかった女性たちの知られざる姿に光を当て、ジェンダー・技術・戦争が交差する歴史のダイナミズムを描き出す。 日本語版刊行によせて プロローグ 第1章 アメリカ最後の市民 第2章 中立の敗北、電話の戦争と平和 第3章 兵士の募集と女性の応募 第4章 海の向こうへ 第5章 荷物をまとめて 第6章 ウィルソンの転向と通信隊の出港 第7章 戦地のアメリカ人 第8章 マルヌの反撃 第9章 民主主義のためのウィルソンの闘い 第10章 ムーズ・アルゴンヌの団結 第11章 勝利の“メダル”なき平和 第12章 二〇世紀の長い闘い エピローグ  謝辞 監修者解説[石井香江]  原注  索引

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