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自分はゲイなのかー。悩んだ末、大学受験に失敗してしまった四條健。代議士の父と弁護士の母に冷たく叱責され、衝動的に街へと飛び出した健は、そこである一組の親子に出会い、甘く淫らに慰められた。父の知り合いだという紳士の名は後藤征爾。そして、その息子、耀介。「性癖は個性だ」と征爾に励まされ、二人がかりで至高の悦楽を注ぎ込まれて、傷ついていた健は坂道を転げ落ちるように彼らに溺れていった。-それが、まさか、老獪な罠だとは夢にも思わずに。無垢な魂が食らい尽くされる、背徳のセンシュアルサスペンス。

Price¥784
出版情報白泉社橘かおる(小説家)

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