
食べ放題の、夜の特別定食──食事の後はこちらを……。 書下し慰労官能ノベル! ある夜、充義は道を間違えて、見知らぬ食堂に入ることに。 店にいた女性に聞くと、本来は子ども食堂で、近所の人妻たちが始めたボランティアなのだと。 定食を食べて出ようとすると、彼女が「疲れているみたい。元気を出して」と抱きしめてきた。そのまま奥へ移動して…… 数日後、また帰りに寄ってみると、今度は別の人妻が──。 書下し慰労官能! ◆ 著者について 橘真児(たちばな・しんじ) 新潟県出身。1996年『ロリータ粘液検査』(マドンナメイト文庫)でデビュー。「もっとも青春小説的な官能作家」と評され、注目を集める。 以降、グリーンドア文庫、フランス書院文庫、フランス書院美少女文庫、双葉文庫、祥伝社文庫、竹書房ラブロマン文庫他で執筆。 教員をしながら執筆活動を続けてきたが、のちに専業作家となる。 著作に『診てあげる 誘惑クリニック』『理想の玩具』『語学教室 夜のコミュニケーション』『人妻遊園地』『人事部 夜の悩み相談室』『人妻部 夜の社員研修』『奥さまの細道 人妻めぐり』『両手に人妻』『なぜか人妻』(以上、二見文庫)など多数。 第 1 章 人妻のいる食堂 …… 7 第 2 章 新妻もがんばります …… 80 第 3 章 悩み多き熟れ頃 …… 153 第 4 章 三十二歳の喪失感 …… 221 (おれのが、夕紀恵さんの中に入ってる) 悦びが実感を高め、うっとりした気分にひたる。この体位だとこちらは動けないから、すべてを彼女に委ねる心地になっていた。 「動くわよ」 艶腰が前後に揺れる。筒肉が濡れ穴で摩擦され、充義は唸って顔をしかめた。 早くも急上昇しそうな予感があったのだ。 「え、気持ちよくないの?」 夕紀恵が直ちに動きを止める。年下の男の顔が、苦痛を訴えているように映ったのか。 「ち、違います。逆です。夕紀恵さんの中が気持ちよすぎて、イキそうになってるんです」 「いいわよ、イッても」 「で、でも」 「充義さんを元気づけるためにしてるんだもの。我慢しないで、イキたくなったらわたしの中に射精しなさい」
- ISBN:
- 9784576200811