
「 これ、私の気持ちです…… 」 見知らぬ人妻が次から次へと不思議な依頼とともに……最新進化系のエンタメ官能書下し! 無職の真澄は、交通事故を目撃。現場のそばに落ちていた保険証を元に「夏樹」という人間の豪華マンションに侵入してしまった。 ちょうどそこに未亡人だという女性が来て「うちの子は見つからないのか?」と。 咄嗟に夏樹の振りをする真澄だが、女性は彼のズボンを下げてきて、事情がつかめないまま真澄は……。今一番新しい形の官能エンタメ書下し! ◆ 著者について 葉月奏太(はづき・そうた) 1969年神奈川県横浜市生まれ。 2011年、『蜜会 濡れる未亡人』(竹書房ラブロマン文庫)で官能長編デビューを果たす。 『二階堂家の兄嫁』『襖の陰 二階堂家の兄嫁(二)』『赤い稜線 二階堂家の兄嫁(三)』(以上、双葉文庫)という三部作での、重厚なストーリーと艶やかな描写で多くの読者を獲得する。 一方で、『奥さん、透けてますけど。』『奥さん、入りますけど。』『君の縄。』『人妻 やりたいノート』『いきなり未亡人』『もうひとりの妻』『夢か現か人妻か』(以上、二見文庫)など、ユニークな設定で官能の可能性を一気に広げた作品も、新しいエンタメ官能として評判を呼んでいる。他に著書多数。 第 1 章 泣き縋る未亡人 …… 7 第 2 章 女性の病室 …… 65 第 3 章 開業医の妻と …… 120 第 4 章 お詫びの代償 …… 166 第 5 章 本当のペットに …… 230 「こ、困ります……」 なんとか声を絞り出すが、彼女の指はジーパンの上からしっかり太幹に巻きついている。やさしくしごかれると先端から透明な汁が滲み出して、ボクサーブリーフに染みこむのがわかった。 「明智さんだけが頼りなんです」 由里子は膝に寄りかかり、縋るような瞳で見あげてくる。 すでに硬くなっている肉棒をゆったり擦りあげてくる。布地ごしとはいえ、自分でしごくのとは比較にならない快感だ。我慢汁がとまらなくなり、腰が小刻みに震えてしまう。 いつの間にかベルトが緩められていた。 「な、なにを……」 「わたしの気持ちです」 由里子が潤んだ瞳で見あげながら、ジーパンのボタンをはずしてファスナーをじりじりとおろしていく。 「こ、こんなことされても……」 「そんなことおっしゃらないで」
- ISBN:
- 9784576200293