
「先生、お背中、流したいんですが……」 定年間近の教師に慰労として、教え子の人妻教師たちが計画した温泉旅行の夜は……温泉情緒漂う書下し旅情官能! 来年三月に教師生活を終える予定の圭太郎だが、かつての教え子で今は同僚となっている淑乃が話がある、という。 それは、彼の第二の人生の門出を祝う旅行を、彼の教え子だけでやりたいというものだった。 旅行当日に集まったのは、淑乃の他に由季子、瑞希──全員人妻の現役女教師ばかり。 なぜか交代で彼に迫ってくるのだが……。 第 1 章 教え子の誘惑 …… 7 第 2 章 忍びよる右手 …… 48 第 3 章 旅の宿 …… 78 第 4 章 露天風呂の裸体 …… 130 第 5 章 若い教師の唇 …… 163 第 6 章 最後の夜に …… 203 「そろそろ、お背中を流したいんですが……」 「ほんとうにいいのか?」 「ええ、そのつもりで来ましたから」 圭太郎は立ちあがって、湯船を出る。 出るときに、縁に置いてあったタオルをつかんで、股間を隠す。 すぐあとから、由季子も湯船を出た。 濡れたタオルで胸と下腹部を隠しているが、片方の乳房の頂がのぞいてしまっている。形よくふくらんだ乳房の先に、透きとおるようなピンクの乳首が硬貨大の乳輪からせりだしていた。 (きれいだ……!) 昂りを押し隠して、檜の椅子に腰かけた。股間のものはタオルをかけて隠している。 その後ろに由季子がしゃがんだ。 由季子は桶に汲んだお湯のなかで、持参したタオルを洗い、そこに石けんをなすりつけて泡立てる。由季子は一糸まとわぬ姿なのだと思うと、気持ちも体も昂揚してしまうのだった。
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- 9784576192123