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アレルギーの症状は様々である為,多科にわたって日常診療で遭遇する可能性がある.特に,近年増加傾向にあり,母親になる女性は妊娠期の治療方法や子どもの発症予防にも関心をもちうる.本書はそのような患者からの相談にも適切に対応するため,幅広い臨床家に向けて実用的な知識をエビデンスベースにまとめたお勧めの一冊である. A.妊娠前に知っておくべきこと  1思春期のアレルギー疾患管理 B.妊娠・授乳中のアレルギー疾患の管理 総論  1妊娠に伴う免疫系の変化とアレルギー疾患の増悪・寛解  2妊娠と薬剤曝露の影響に関する基礎知識  3授乳と薬剤曝露の影響に関する基礎知識 各論  4アレルギー疾患の管理   A.気管支喘息の管理    1妊娠・出産における気管支喘息の管理・指導    2気管支喘息薬の使い方 -ステロイド薬を中心に    3気管支喘息薬の使い方 -ステロイド薬以外   B.花粉症の管理    花粉症が妊娠・出産に与える影響 -薬剤の使い方,免疫療法について   C.アトピー性皮膚炎の管理    妊娠・出産がアトピー性皮膚炎に与える影響,薬剤の使い方   トピックス:DOHaD 仮説 C.子どものアレルギー疾患の予防(妊娠中から授乳・離乳期以降まで) 総論  1新生児から乳児期における免疫系の特徴と変化  2母乳栄養の位置づけ  3アレルギーマーチ 各論  4アレルギー疾患の発症・予防   A.食生活とアレルギー発症予防    1母親の食生活と食事制限    2母乳と調製粉乳(大豆乳・ペプチドミルク・アレルギー用ミルクを含む)    3離乳食の開始時期,進め方   B.生活環境などとアレルギー発症・予防     1スキンケア・環境中の食物抗原    2プロバイオティクス・プレバイオティクス・シンバイオティクス・マイクロバイオーム    3衛生仮説    4環境因子(ダニ・ホコリ・ペットなど〔食物抗原除く〕)    5喫煙・大気汚染    6呼吸器感染症    7その他(遺伝要素,日照時間,ビタミン D など) おわりに

Price¥3,520
出版情報南山堂今井孝成

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