
元自民党副総裁の大野伴睦の後継者として衆参両議院議員、労働大臣、運輸大臣を務めた四男・明、夫亡き後に議席を預かったその妻・つや子。 「義理と人情とやせがまん」(伴睦)、「相手の立場に立った物の考え方こそが大切」(明)、「『思いやり』の心を持って」(つや子)--政治家一家・大野家に継承された他者への「思いやり」の心は、政治の原点とも言える。 「二人の政治人生を振り返ることは、戦後日本政治史をたどることと重なり合う」(本書「はじめに」)。「伴睦二世」としての重荷を背負いつつ政治家人生を全うした、大野明・つや子夫妻の生涯の記録。 監修者のことば(参議院議員 大野泰正) はじめに 第1章 「伴睦二世」の生い立ち 第2章 議政壇上に叫ぶ 第3章 中堅からベテランへ 第4章 艱難辛苦を乗り越えて 第5章 つや子の奮闘 おわりに 大野明・つや子略年譜
- ISBN:
- 9784434325830