「女子」を着る、「女子」を生きる。姫・ガール・美魔女、常識や年齢を軽やかに飛び越えるファッション誌の「女子」を読み解く。 年齢を重ねても、好きな格好をしたい。いま、女性たちは、自覚的に「女子」を名乗る。ファッションや化粧という極めて表層的な手段は、「女子力」という名の、女性たちが自由に生きていくための原動力になっていることを、『Sweet』『InRed』『GLOW』『VERY』『美ST』等ファッション誌の分析から明らかにする。 はしがき 序章 ファッション誌的「女子」論  1 「女子」ブームと「女子力」  2 モード誌とファッション誌  3 日本のファッション誌とは  4 ファッション誌研究の現状  5 腐女子でも文化系女子でもなく 第一章 「女子」の誕生  1 二八歳、「常識」を超えて  2 シミュラークルとしてのガール  3 良妻賢母はもう飽きた? 第二章 「大人女子」という生き方  1 自己肯定と脱良妻賢母 『GLOW』を読む  2 四〇代の恋と結婚『DRESS』を読む  3 雑誌育ちの「大人女子」 第三章 『VERY』な主婦は「幸せ」かーー「新専業主婦」の二〇年  1 二人の「カリスマ主婦」チコさんとタキマキ  2 「コマダム」から「ワーママ」へ「家族が一番、仕事が二番」  3 「美魔女」の逆襲「恋愛」という名の美容液 第四章 ファッション誌の「女子力」  1 「不思議ちゃん」と「女子」戸川純からきゃりーぱみゅぱみゅへ  2 「女子」 を着る、「女子」を生きる  3 装いの力としての「女子力」 終章 仮装と武装「女子」的蜷川実花論  1 コスメと「女子」と『ヘルタースケルター』  2 ファッション誌の「ニナミカ」  3 「女子」を生きる「ニナミカ」  4 仮装と武装 あとがき 参考文献 索引

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