
いま改めアクチュアリティが増しているオーウェルの思考。世界に全体主義の動きが現れつつある現在、「知的誠実」をなにより重んじ、精神の自由に最大限の価値を置いたオーウェルに学ぶところは大きい。世界が陥っている政治的窮境に一条の光を投ずる論考を精選し、新訳で送る。 目 次 まえがき 一 書評:ヒットラー著『我が闘争』 二 聖職者特権ーーサルバドール・ダリについての覚書 三 ナショナリズムについての覚書 四 文学を阻むもの 五 政治と英語 六 なぜ書くか 七 作家とリヴァイアサン 八 書評:ジャン=ポール・サルトル著『反ユダヤ主義者の肖像』 九 ガンジーについて思うこと あとがき
- ISBN:
- 9784120054808